トリニータ 生え抜きの岩田智輝、代表での飛躍誓う

2019/06/01
  • 大分トリニータ

 東京五輪世代のDF岩田智輝がGK小島亨介とともに、6、7月にブラジルで開催される南米選手権(コパ・アメリカ)に出場する日本代表に選ばれた。大分から日本代表を輩出したのは2009年の西川周作、金崎夢生、菊地直哉以来、10年ぶりとなる。片野坂知宏監督は、「J1の舞台で戦い、チームでのプレーが評価された。これが代表でのスタート。継続して選ばれるように試合に出て、貴重な経験をしてほしい」とエールを送った。

 岩田はここまでリーグ戦13試合に先発フル出場し、DFながら2得点と大分トリニータの快進撃をけん引した一人だ。プロ4年目の今季は「チームの勝利に貢献することで、その先の東京五輪、日本代表が見えてくる」と語っていた。22歳の大分アカデミー(下部組織)出身の生え抜きが、大きな飛躍の瞬間を迎えようとしている。

 14節・FC東京戦後にチームを一時離れる岩田が日本代表への思いを語った。

 

Q:FC東京戦後に日本代表の活動に加わります。今の心境は?

 前節の川崎戦は、日本代表に選出されたこともありますが、2年連続リーグ王者に自分のプレーがどれだけ通用するかとの思いが強く、力が入りすぎました。川崎は一つひとつのプレーレベルが高く、いいパフォーマンスを見せることができませんでした。次のFC東京戦では、勝って代表に合流したい。今季は連敗していないので、チームの勝利に貢献するプレーをすることが代表へのアピールになると思っています。

 

Q:コパ・アメリカでは南米の強豪国と対戦しますが、どんなプレーをしたいですか?

 個々の能力が高く、身体能力も高い選手が多い。自分の長所は対人の強さなので、そこでは負けたくないです。緊張はありませんが、自分のプレーが通用しなければ、それが今の自分の実力だということ。気負うこともないし、自分らしいプレーをしたいです。

 

Q:森保ジャパンの印象は?

 守備は固く、約束事が多いのかなという印象です。攻撃はトリニータと同じようにボールを大事にするので、トリニータでのプレーと同じように攻撃には積極的に参加して、ゴール前に顔を出す回数を増やし、クオリティーを高めたいです。

 

力強いプレーが岩田智輝の真骨頂

 

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