三平和司 勝利を導くゴールで自身3度目の昇格を狙う
2018/11/08
- 大分トリニータ
三平は後藤優介や藤本憲明のような点取り屋ではない。前線で試合を組み立てるチャンスメーカーであり、得点も奪える器用さがある。守備時には相手の攻撃を遅らせるために前線からの守備はいとわず、ボール保持者からボールを奪うためにプレスバックし(戻ってきて)、挟み込むようにプレッシャーをかける。結果が分かりやすい得点、アシストに現れない仕事ができる。
今季は試合ごとに前線の3人を組み替え、対戦相手に応じて起用してきた。その結果が、藤本、馬場、三平、後藤と4人の2桁得点者を出した。リーグ最多得点のチームは、誰かを抑えれば得点を防げるようなチームではなくなった。残り2試合、途中交代を含め、前線の最適な組み合わせを見つけることができれば勝点6を奪うことは可能だ。その核となるのが三平であることは間違いない。三平が得点した8試合全て白星というポジティブなジンクスもある。今節の金沢戦でのゴールに期待したい。
コンディションを整え、今節もゴールを狙う
(柚野真也)