大分トリニータU-18 あと一歩の悔しさを強さに変える新シーズン 【大分県】
2025/04/16
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チームをけん引するのはキャプテンの高橋七皆(3年)。昨年からプリンスリーグやクラブユース選手権を経験した中心選手だ。「昨年は思うような結果を残せなかったので、今年は絶対に結果を出したい」。語気を強めるその姿勢に、チームの覚悟がにじむ。山﨑監督は、「プレーでチームをけん引するタイプ。守備力が高く、攻守をつなぐ存在として期待している」と信頼を寄せる。
チームとして掲げる目標は「プレミアリーグ昇格」と「クラブユース選手権ベスト8進出」。いずれも、あと一歩で逃した昨年の雪辱を果たすための明確なターゲットだ。しかし、それを実現するには課題も多い。「得点力と守備時のコミュニケーション不足が目立つ」と山﨑監督。何をどう伝え合うのかという部分まで掘り下げ、日々のトレーニングから改善に取り組んでいる。
「正直、今年はまだ戦力的に厳しい面もある。でも面白い選手は多い。どう融合させて、チームとして形にしていくかが重要」と山﨑監督は語る。選手たちに与えるのは戦術だけでなく、成長する「場」そのものだ。全てはあと一歩を詰め、未来のトリニータを支える存在へと成長するため。仲間とともに積み上げる日々が、確かな強さをつくっていく。
勝利と個々の成長を目指す
(柚野真也)