大分トリニータ 進化を遂げるキャンプの成果 【大分県】
2025/01/26
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一方、守備面でも大きな進展が見られた。無失点で試合を終えたことはチーム全体の守備意識が共有された証だ。中盤での強度を高め、前線からの連動したプレスが効果的で、守備の局面ごとに細かい連係を見せた。最終ラインを統率する藤原優大は「中盤の強度や後ろのスライドがスムーズにできたことが良かった。若い選手が多いチームなので、全員でハードワークできた」と話し、チームの成長を感じ取っていた。
昨年のキャンプはゲーム中心だったが、今年は戦術の確認が主眼となり、それを試合に反映させる形で進められている。練習の強度が高く、選手たちにはより高い基準が求められ、チーム全体のレベルアップを図っている。藤原は「昨年よりも細かい部分での要求が明確になった。守備のハマり方が良くなり、ピッチ上でも私生活でも高い基準を求められていると感じている。これが結局、勝利につながる」と、片野坂知宏監督の指導スタイルの変化を感じ取っている。
今後は大分に戻り、2つのトレーニングマッチを経て、さらに片野坂サッカーを強化し開幕に備える。片野坂監督は守備の整理や攻撃の強化を意識し、具体的な課題に取り組む姿勢を示している。開幕を迎える前に、より高いレベルへと進化を遂げるはずだ。
格上相手に無失点で終えたことは収穫
(柚野真也)