大分トリニータ 片野坂体制、通算8年目の挑戦 【大分県】

2025/01/12
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 昨季、大分トリニータは苦しい戦いを強いられた。J1昇格に遠く及ばず、残留争いに巻き込まれ16位に終わった。巻き返しを図る今季は、大分市出身で元日本代表の清武弘嗣を含む9人の新戦力を加え、新たなシーズンに挑む。目標はJ1昇格プレーオフ圏内の6位。片野坂知宏監督の下、反撃ののろしが上がる。

 

 チームが始動して1週間が経過した。片野坂監督は「今年は勝つための準備を徹底する」と力強く語った。その言葉には、昨季の反省と決意が込められている。特に、選手の自主性を尊重し過ぎた結果、具体的な指示の不足に陥ったことを振り返り、今年は戦術の徹底を図る方針を掲げた。また、昨季、低迷した大きな要因の一つは負傷者の続出だった。17人もの選手がシーズン中に故障。これを解消するべく、今年はメディカル部門を大幅に強化した。その中核を担うのが、大友仁ストレングスコーチだ。鹿島アントラーズから招へいされた大友氏は、リハビリから復帰までの過程を効率化し、再発を防ぐ役割を担う。「今年は負荷管理を徹底し、選手のコンディションを万全に保ちたい」(片野坂監督)と期待している。

 

新シーズンをスタートした大分トリニータ

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