大分トリニータ 戦術を落とし込み、得点力向上に期待 【大分県】

2024/07/23
  • 大分トリニータ

 守備は4バックと3バックを採用してきたが、けが人の復帰状況や現時点での戦力を見極め、今後は3バックが主となりそう。また、体力の消耗が激しくなる夏場の戦いを考慮し、高い位置からプレッシャーをかけるハイプレスは狙いを制限する。キャプテンの渡辺新太は「全部ハイプレスをかけるのは不可能。ある程度の決まりごとを設け、(ハイプレスに)行けない時は自陣でブロックをつくってもいい。そのあたりの共有を中断期間にしっかり定めたい」と話す。

 

 夏場の補強に関しては明言を避けたが、西山哲平GMは「けが人の復帰を見ながら考えている。得点を担うポジションの部分は進めている」と語った。開幕前からサムエル、鮎川峻、池田廉と不測のけがが相次ぎ、ベンストメンバーどころかベンチ入りの18人をそろえるのに四苦八苦する状況が続いた。ここ数試合はけが人が復帰し、安定した戦いができていたが、追い上げるためには爆発力が必要となる。片野坂監督は「チーム全体のコンディションを万全にしていく。けが人が復帰しているので戦い方の共有ができる」と意思統一の徹底に余念がない。

 

けが人の復帰がチームを後押しする

 

 

(柚野真也)

 

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