大分トリニータ 自らの存在意義をアピールする松岡颯人 【大分県】

2024/03/27
  • 大分トリニータ

 小学1年生のときに地元の少年団でサッカーを始め、6年時に才能を見いだされ、中学からトリニータU-15宇佐に所属した。エンブレムのカッコ良さにほれて、「いつか自分も、あのユニフォームを着てピッチに立ちたい」と思った。大分アカデミー出身の清武弘嗣をプレーモデルに、何度も動画を見て真似した。好きなことには労を惜しまず、とことん追求するタイプの松岡の努力は実り、「歴史のある地元クラブでプロとしてスタートできるのは誇りに思う」とプロの道を切り開いた。

 

 同じポジションには弓場将輝、保田堅心といったアカデミーの先輩が先発に名を連ねる。片野坂知宏監督が守備力とボール奪取をボランチの重要任務と考えているため、スタメンの構想から外されることも多い。松岡はライバルと同じ役割を全うできるようにコンタクトプレーの強さを手に入れながら、自らの良さであるパスに磨きをかける。これまでの練習試合ではまだ遠慮がちな面もあったが、勝負どころでの大胆さがもっと出てくれば、大化けする可能性を秘めている。

 

先輩に可愛がられ自分の色を出しつつある

 

 

(柚野真也)

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