大分トリニータ 中盤を制しスタートダッシュ狙う 【大分県】

2023/02/17
  • 大分トリニータ

 練習試合で、相性の良さやバランスを見極めるために組み合わせを替えて試行した。下平監督の求めるボランチ像にはポイントが二つあり、一つが守備において前線の選手を操れるコーチングとボール奪取力。二つ目が攻撃の組み立てとゴール前に顔を出すこと。下平監督は「二つの条件を持つ2人を並べたい」と選考基準を示す。

 

 相手の攻撃の芽をつぶすだけでなく、ボールを奪った後、リズムを作るために少ないタッチで周囲の選手にボールを預けることもあれば、キープしてFWへ長いボールを展開していくこともある。このように選手が低い位置から試合を組み立てることで、攻撃のバリエーションが増え、リズムも変えられる。敵の間隙(かんげき)も突きやすくなる。昨年から好調を維持する弓場は「誰と組んでもいい関係を築けている。守備の部分に不安はない。ゲームメークの部分に多少の不安はあるが、開幕戦はあいさつがわりの一発でその不安をかき消したい」と豪語する。スタートダッシュを決め込み、自信をさらなる強化につなげたい。

 

開幕ゴールを狙う弓場将輝

 

 

(柚野真也)

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