大分トリニータ 35歳のベテラン梅崎司が「言葉とプレー」でチームを引っ張る

2022/10/22
  • 大分トリニータ

 リーグ最終節を迎え、下平隆宏監督は「ホーム最終戦(大分0-3山形)で悔しい負け方をした。もう一度、皆さんの前でいい試合を見せるには4位になって、(J1参入)プレーオフの初戦をホームで戦いたい」と話した。そして、過酷なJ1参入プレーオフを勝ち上がるためには勢いではなく、「ベテラン選手が落ち着いたプレーでチームを引っ張ってほしい」と期待する。

 

 その一人が梅崎司だ。昨季途中で大分に復帰した35歳は、今季最初の出場機会となったYBCルヴァンカップG大阪戦で負傷退場し、リハビリ生活を強いられた。復帰後は途中出場が続いたが、試合を重ねるごとにコンディションが良くなり8月頃から先発に定着した。「公式戦のピッチに立たないと体は出来上がらない。継続的に監督、コーチが使ってくれたおかげ」と感謝する。もちろんチャンスは自らの実力でつかみ取ったものであり、練習から手を抜かず、努力の積み重ねが形となった。

 

 今は下平サッカーの戦術の肝となるトップ下のポジションに配置され、ピッチを縦横無尽に動き回る。梅崎は「戦術的にしっかりつなぐサッカーなので、どうポジション取りをして関わるのか、その都度オートマティックに判断をしなければいけない。そこは学んでいる最中だが、毎試合発見があり、成長の糧になっている」と手応えを感じている。

 

調子を上げている梅崎司

 

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