大分トリニータ U-18の保田堅心と佐藤丈晟、来季からトップチーム昇格

2022/07/15
  • 大分トリニータ

 サガン鳥栖U-15から大分のU-18に加わった保田は、加入当初は環境の変化やチームスタイルに戸惑うこともあった。「大分に来て、サッカーの基本である戦う姿勢をたたき込まれた。そこで意識が変わり、プロを目指せるようになった」と振り返る。基礎技術が高く、器用な選手だったが、体をぶつけ、バランスを崩すことなく力強くボールを運べるようになると、トップチームへの練習参加が増え、徐々に試合の出場機会が増えて、プロへの道を切り開いた。保田は「日本を代表する選手になって、海外で挑戦したい」と大きな目標を掲げた。

 

 保田同様に佐藤も、昨年から2種登録選手としてトップチームの公式戦に出場した経験を持つ。今年は天皇杯2回戦で得点を決めるなどアピールが実り、トップチーム昇格を勝ち取った。左利きのサイドアタッカーは、独特の間合いでドリブルを仕掛け、チャンスを作る。下平監督は「他の選手と異なる感覚でクロスを上げることができ、アップダウンの動きもできる。もっとフィジカルがつけば面白い存在になる」と期待する。佐藤は「高校とはレベルが全然違うが、覚悟を決めて、やるしかない。試合に出てチームの勝利に貢献できる選手になる」と意気込みを語った。

 

来季からプロとなる保田堅心(左)と佐藤丈晟

 

 

(柚野真也)

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