トリニータU−18 次代のスターを探せ! Vol.3
2017/10/13
- 大分トリニータ
個性派サイドバック
高畑奎汰
個性派が集まる大分トリニータU−18のなかでも異彩を放つ。高畑奎汰(高校2年)は攻撃的サイドバックとして得点機を演出する。小学生の頃から県内で名の知れた少年は、自分の個性を伸ばそうと中学から大分トリニータU−15に加入した。好不調の波があるが鈴井智彦監督は「スイッチが入ったときの高畑は止められない」と評価する。
「試合の結果より日々の練習。この年代はプロセスが大事」との指導哲学を持つ鈴井監督の下で、順調に成長を遂げている。高畑は「常に新しいことを取り入れてくれ、練習メニューも面白い」と練習から伸び伸びとプレーする。1年生の頃からファーストチームでプレーしたことも多く、向上心も高い。「今年はプレミアリーグ(高校年代の全国リーグ戦)に上がれるチャンスがある。Jユースカップでいい流れをつくりたい」とレベルの高い環境で自分自身のプレーに磨きをかけたいようだ。
昨年はU−16日本代表メンバーに選ばれ、貴重な国際経験を積んだ。「周りの選手がサッカーに取り組む意識が高く刺激になる。高校の間で代表に定着し、さらに上を目指したい」と語る。憧れの選手はトリニータに在籍していたこともある金崎夢生(鹿島)。強気にゴールを狙う姿勢は共通するものを感じる。ゴールまでを逆算し、流れが悪いと見るやボールを引き出すなど攻撃を組み立てることもできる高畑は、その存在が対戦相手にとって脅威となるはずだ。