トリニータU−18 次代のスターを探せ! Vol.1
2017/10/11
- 大分トリニータ
ユース年代の選手育成と活躍の舞台となる「2017Jユースカップ 第25回Jリーグユース選手権大会」が14日に開幕する。ここでは「ベスト8以上」を狙う大分トリニータU−18の注目選手たちを紹介する。
チームの精神的支柱
黒木樹生
キャプテンであり、チームの精神的支柱でもある黒木樹生(高校3年)。鈴井智彦監督は、「誰とでも分け隔てなく話し、和ませることができる」と人間性を評価しキャプテンに任命した。もちろん技量も申し分ない。攻撃的なトップ下も守備的なボランチもできるユーティリティ性に優れ、セットプレーではターゲットとなり、ヘディングシュートでゴールを狙う。
高校3年生にとっては最後の大会となるJユースカップに向け、黒木への期待が高まる。「チーム内の競争が激しく、練習から活気がある。全員がライバル心を持って取り組めている」とチーム内の雰囲気の良さに充実の表情。直近の試合(7日)となったプリンスリーグ九州では、首位を独走する長崎総科大附属高校と対戦し、アディショナルタイムに得点し3−2で逆転勝利した。試合前に「最後の攻め切る部分を高めたい」と課題を口にしていたが、見事に修正した。
黒木の学年は、3年間で3人の監督が指揮したこともあり、考え方が柔軟だ。「毎年監督が代わったが、おかげでサッカー観が広がった」とポジティブに捉え、「プレーするのは自分たち。どんな監督の下でもハードワークを軸に自分たちの色を出せる」と確固たるスタイルを身に付けた。
「僕たちの代でなんとかプレミアリーグに復帰し、Jユースカップではベスト8以上を狙いたい」と残りの公式戦を一つひとつ戦い抜き、最高の結果を残す覚悟だ。また、「主導権を握るために僕が試合をつくりたい」とゲームメーカーとしての活躍を誓った。