トリニータ 中断期間は自分たちのスタイルを追求
2021/04/02
- 大分トリニータ
課題は明確。これまでリーグ戦とカップ戦計7試合を終えて、シュート数が2桁に達した試合がない。やみくもにシュートを打つ必要はないが、チャンスが少なければ得点は増えない。片野坂監督は「これまで同様にブレずにやるだけ。新しいメンバーが加わり、どんな組み合わせが効果的なのか見極めたい」と、自分たちのスタイルを追求する姿勢を示した。
GKを組み込んだ攻撃を組み立てる戦い方に変わりはないが、対戦相手や力関係によって最終ラインの高さは変えている。これまでは試合を安定させるために自陣で守備ブロックを築くことが多かったが、「勝ち点を取るためには得点が必要」と、これから続く上位チームとの対戦では前線からの守備を取り入れるようだ。とはいえ成功の低いチャレンジでは意味がない。「試合の流れを読み、前線から奪いにいくタイミングを見極める必要がある」と片野坂監督。川崎、神戸、名古屋といった上位チームとの連戦では、戦況を見極め攻撃的な守備で勝利を狙う。
ホワイトボードを使って戦術を落とし込む片野坂知宏監督
(柚野真也)