トリニータ 注目の新戦力②坂圭祐 評価は上々、大分の新たな最終ラインの軸となる

2021/02/14
  • 大分トリニータ

 「新しいサッカーに出会って、新しい自分に出会いたい」

 今年1月の加入会見で坂圭祐はそう語った。チーム全体が組織化され、GKを組み込んだ最終ラインからの攻撃を組み立てる大分のサッカーに魅力を感じた。前所属の湘南と異なる3バック、昨季までチームを支えた主力が抜け、「ファンやサポーターが不安に感じていることも知っている」。そうした中で「ロングフィードや時々駆け上がる攻撃参加など自分らしいプレーをしたい」と大分の新たなDF像を築く覚悟だ。

 

 3バックの中央が持ち場となる。センターバックとして身長174㌢は決して高くないが身体能力と統率力でカバー。高い打点のヘディングに定評があり、相手のロングボールを跳ね返す空中戦の強さは、セットプレーの得点源としても期待がかかる。これまでメンバーを固定せずに、練習試合が行われた。非公開のため詳細は分からないが、鹿島戦で得点者に坂の名前があった。新天地で勝負する者にとって大きな自信になったはずだ。

 

トレーニングマッチで得点した坂圭祐

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