トリニータ 「13番を背負うことで僕の意気込みを伝えた」伊佐耕平
2021/01/27
- 大分トリニータ
毎年、伊佐のポジションには力のある選手が加入し、し烈なレギュラー争いを強いられる。今年も、J1で実績のある長沢駿や、勢いのある大卒新人らが加わるが、伊佐のスタンスはこれまでと変わらない。「チームの目標である1桁順位を達成するために自分にできることをする。個人の目標は2桁得点できればいいが、まずはチームの勝利が優先」
チーム在籍8年目のシーズンは、重い荷物を自らの意志で背負った。「大事な選手が抜けたという印象を持っている人は多いが、残った選手がやらなければいけない」と伊佐。かつての13番も、多くの選手がチームを去る姿を見て、秘めた思いを抱え、クラブの成長につながる活躍をした。
「バンディエラ」。サッカーで、一つのチームだけで現役を続ける選手は、敬意を込めてこう呼ばれる。その覚悟があるのかと伊佐に尋ねると、彼は正面を見据えこう言った。「もちろんそのつもり。ずっと大分でプレーしたい」。今季の背番号13は気概に満ちあふれている。
チームの顔となる覚悟を示す伊佐耕平
(柚野真也)