トリニータ 攻撃の切り札として躍動 ブラジル人アタッカー

2017/08/25
  • 大分トリニータ

 

 陽気なブラジル人はお茶目でイタズラ好き。練習の合間に選手にちょっかいを出し、話すきっかけをつくり、コミュニケーションを図っている。だからなのか、練習後に日本人選手から歩み寄り、シキーニョと会話する姿がよく見られる。「こんなプレーをしてほしい」、「あのタイミングでパスを出してほしい」と要求されているようだが、これは仲間として認められた証拠である。シキーニョ自身、仲間の意見を受け入れ試合に生かしているという。「結果を出すのはFW。彼らが点を取れるように自分がパスを合わせられればいい」。

 

 ブラジルでプレーしていた頃は、試合中にフラストレーションが溜まればロッカーに八つ当たりし蹴飛ばしていたこともあったようだが、郷に入れば郷に従えと日本の文化を取り入れているという。チームに合流した当初はアフロのような髪型だったが、不甲斐ないプレーが続き頭を丸めたようだ。シキーニョがチームメイトに受け入れられる理由はこんなところにある。

 

■プロフィール■

1989年7月27日生まれ、170cm、70kg。アトレチコ ミネイロ(ブラジル)→イパチンカ FC(ブラジル)→SCコリンチャンス(ブラジル)→ポンチ プレッタ(ブラジル)→フルミネンセFC(ブラジル)→サントスFC(ブラジル)→フラメンコ(ブラジル)→湘南ベルマーレ→コインブラMG(ブラジル)。正確な左足のキックとスピードを武器に多くのチャンスを生み出すサイドアタッカー。最近はシャドーやSBでプレーすることもあり、プレーの幅が広がっている。

 

(柚野真也)

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