トリニータ 片野坂知宏監督インタビュー「トリニータらしい戦いで締めくくることができればいい」

2020/12/11
  • 大分トリニータ

大分トリニータは12日、昭和電工ドーム大分で北海道コンサドーレ札幌と対戦する。片野坂知宏監督にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は11日付本紙に掲載)

 

 早々に来シーズンの続投が決まった片野坂知宏監督。メンバーに入っている選手はもとより、入れなかった選手らとのコミュニケーションに努め、連戦によるコンディションの把握など例年以上に気を遣ったと振り返る。「自粛期間中はこのままサッカーがストップしてしまったらどうなるんだろうと不安になる中、リーグが再開し今はサッカーができる幸せを感じながらやっています」と笑顔で語りながらも、ホーム最終戦へ向け、きりりと表情を引き締めた。

 

ホーム札幌戦を含め、まだ試合はありますが、どのような1年でしたか?

 コロナ禍や連戦などいろんなことが初めての経験で難しいシーズンでした。試合についても5人交代できたり、VAR(ビデオアシスタントレフェリー、別の場所で映像を見ながらフィールドの審判員をサポートする審判員)がなかったりなどルール変更もありました。ただ、スタッフや選手がこういう流れで(試合までに体や気持ちを)もっていけば(連戦でも)力を発揮できるという手応えをつかむことができ、このシーズンを乗り越えることができました。この経験は今後も生かすことができると思っています。

 

厳しい日程の中、監督は選手と違って変わることはできません。心掛けていたことは?  

 仕事の時は集中、そして少しでもサッカーから離れられる時は温泉に漬かったり、オンとオフの切り替えをしっかりやっていました。また連戦だと「勝った、負けた」を引きずらないメリットもありますが、(体と心が)休まる暇がなく、選手たちはモチベーションを維持するのは大変だったろうし、私自身も情熱を失わないよう常にトライする姿勢で臨みました。

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