トリニータ 9月の連戦を前にポジション別 最新序列 DF&GK編
2020/09/04
- 大分トリニータ
14節F C東京戦から中2日、3日の7連戦が始まる。連戦を前に片野坂知宏監督は「31人の底上げをして、うまくやりくりしたい」と語り、主軸を中心にメンバーを組みながら、疲労によるコンディションが落ちた選手の穴を「フレッシュな選手」で埋めようと考えている。
先発メンバーの顔ぶれはどう変わっていくのかー。ポジション別に最新序列からチームの現状を検証してみた。
【DF(ディフェンダー)】
最終ラインから試合を組み立てる大分のサッカーにおいて、攻守で重要な役割を担うのがDFだ。実際に5連敗したときは毎試合DFのメンバーが入れ替わり、大量失点することが多かった。10節から鈴木義宜、三竿雄斗、岩田智輝の昨季からの固定メンバーが先発に名を連ねるようになると安定感は増した。この3人が主軸でバックアッパーとして刀根亮輔、小出悠太が続くが、先発を脅かすまでには至らない。
12節・柏戦で7試合連続得点のオルンガを完全に封じた鈴木は、これまで以上に評価を高めた。3年連続フル出場のタフさだけでなく、高さと強さを実証済み。危機察知能力の高さと的確なカバーリングを武器にディフェンスリーダーとして絶対的な存在となっている。
精度の高いクロスで後方から決定機を作る三竿も不動の地位を築く。1対1に強く、3バックにうってつけの人材だ。コンディションを落とし、先発から外れた岩田も復調。豊富な運動量と攻撃力の高さを生かしたい。9月の連戦に向けて岩田は「5連敗を取り返したい」と話し、チームを引っ張る覚悟がうかがえる。片野坂監督は鈴木、三竿、岩田の3人には信頼を寄せており、よほどのことがない限りDFの序列は変わることはなさそうだ。
監督から絶大な信頼を得る鈴木義宜