トリニータ 田中達也インタビュー「相手にとって面倒くさいと思わせる選手でありたい」

2020/08/14
  • 大分トリニータ

 

―攻めあぐねている印象を受けますが。

 確かに結果が伴わないと、なんかやれてないなぁと、どんどんネガティブな感情になってしまいがちですが、(試合を)やりながらうまく回っていくんじゃないかなって感じです。カタさん(片野坂知宏監督)は修正しながらポジティブな変化を与えてくれるので、選手は信じてやっていくだけです。

 

―7月のリーグ戦再開直後はうまくいっていたってことですか?

 今年はチームとしてやりたいことが割とハッキリしていて、結果にもつながったわけですが、逆に、ハッキリしている分、相手からは分析されやすいということでもあります。だから、チームとしては相手が(自分たちの戦術を)分かっていても、その上をいくようなレベルにまで精度を高めていくことができればいいし、そこをぶれずにやっていければと思っています。

 そのためにはさらに何かひとつ、強いプレー(戦術)があって、そこを切られたら違うプレーを選ぶとか。そういう立ち返る場所(基本戦術)があるといいし、繰り返しになりますが、まずはぶれずにやりながら、どんどん自分たちの幅を広げていくという作業をやっていくことが大事になってくると思います。

 

―チームとしてやりたいことの完成度は、今の時点でどれくらいですか?

 満足できるレベルにまでなるのはまだまだ先かなと思いますが、結果が出ないからやってきたことを変えるというよりは、今やっていることを追求していって、そこに上乗せしていけば、どんどん良くなっていくだろうし、皆でやりたいことを共有できているという面では悪くないと思っています。応援よろしくお願いします。

(小野郁)

=写真は大分トリニータ提供=

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