2020ルーキーファイル(トリニータ) チームの将来を背負う逸材・高橋祐翔

2020/05/11
  • 大分トリニータ

 188㌢・72㌔、モデルのように手足が長く、希少価値の高い左利きはU-19日本代表。“高校屈指”のDFとして鳴り物入りで加入した高橋祐翔は、数々の肩書き、形容詞があり、クラブとしては日本代表となった森重真人や金崎夢生らと同じ部活動出身の高卒ルーキーとなる。いやが応にも期待は高まるが、本人は至って冷静だ。「現時点で自分の力のなさを感じている。気が重くなるほどのプレッシャーを感じるまでに至っていない」と自分の立ち位置を的確に感じ取っている。

 

 課題も明確だ。「フィジカル全般を高めること」。昨年は部活動の休みの合間を利用して大分に来ては、練習参加してプロの水に慣れた。「年代が同じ選手にはアジリティ(敏しょう性)の差を感じたことがなかったけど、ここでは1歩目のスピード、切り返しの速さに全くついていけなかった」。さらに1月にプロとしてチームに合流してからは、練習参加していた頃と異なり「フィジカルコンタクトの部分で(周りの選手の)遠慮がなくなってパワー不足を感じた」。

 

プロの水に慣れてきた高橋祐翔

 

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