トリニータ 希代のレフティーがプレーモデルのDF香川勇気

2020/05/02
  • 大分トリニータ

 これまで多くの監督の下でプレーし、プレーの幅が広がった。「長崎の頃は高木(琢也)監督から足りないものを与えてもらった。自分はファイターではなかったが、タイプとか関係なく戦う姿勢を学んだ。東京Vでのロティーナ監督との出会いは衝撃的で、サッカーの概念が一気に変わった。戦術が細かく、全てのプレーに理論があることを知った。これはカタさんのサッカーに共通することでもある」

 

 長崎での献身的で無骨なプレーが印象的だが、実は本人が「プレーモデルは昔から中村俊輔(横浜FC)」と断言するように、サッカーを始めたころから憧れ、利き足を左に変えたほど希代のレフティーを崇拝する。冒頭に語った“自分らしさ”とはイマジネーションあふれるプレーなのかもしれない。「徐々にみんなが驚くようなプレーを見せたい。もちろん、チームの約束事を守ってのプレーですが」と、チームの勝利に貢献することを最優先するのは変わらない。Jリーグの公式戦再開後に注目したい選手の一人だ。

 

 

イマジネーションあふれるプレーに期待したい

 

 

(柚野真也)

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