トリニータ 片野坂知宏監督インタビュー「J1定着、そこまでが恩返し」

2019/11/21
  • 大分トリニータ

 今季6年ぶりのJ1での戦いは、一度も降格争いに巻き込まれることなく、4試合を残して残留を決めた。クラブは「勝つだけでなく、試合内容も良く、チームを進化させた」(西山哲平強化部長)と片野坂知宏監督の手腕を高く評価し、指揮官の続投を決めた。J1定着を命題とする片野坂監督に、続投への敬意と今後の展望、来季への決意を聞いた。

 

Q:続投が決まり一夜明け、現在の心境は?

 クラブが自分に対して非常に信頼してくれました。現場の雰囲気、成績、そして今後への期待を評価してもらいました。来年も監督ができることに感謝したいです。今後に向けては、何ができるかということを少しずつ準備したいです。ただ、まだシーズンが3試合残っていますし、今シーズンをいい形で終われるように、勝ち点50で1桁順位、できれば6位以内に入り素晴らしい成果を得れば、来季につながると思います。

 

Q:続投を決めるにあたり補強など、クラブに要求したことなどはありますか?

 要望に応えてくれたら続投をしようと決めたわけではありません。特にこうしてくれないと続投しませんという話はしていない。まずは、クラブがどういう評価で自分のことを考えて、更新を打診してくれたのか。どんな期待をしているのかを話したうえで判断しました。ただ、このクラブは予算面を含めビッグクラブではない。クラブと一緒にカバーし合いながら、予算内で身の丈にあった戦力補強、チーム強化をしなければいけないクラブだと思っています。何が何でも自分の要求が通るとは思っていないので、今後は話し合いながら決めることになると思います。

 

「来年も監督ができることに感謝したい」と語った片野坂知宏監督

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ