トリニータ 残り5試合に臨むクラブの算段 来季につながる試合を
2019/10/28
- 大分トリニータ
天皇杯準々決勝でヴィッセル神戸に敗れ、今季はリーグ戦5試合を残すのみとなった大分トリニータ。J1昇格初年度となる今季は開幕戦でアジア王者の鹿島アントラーズに勝利し、スタートダッシュに成功。一度も降格争いに巻き込まれることなく、中位を確保している。
ただ、後半戦は3勝5分4敗と負け越している。理由は一つではないが、対戦相手に研究されたことなどが挙げられる。ボールを有効に保持できるスペースを消され、自陣深くにブロックを築く相手から得点を奪えなくなった。
「得点を奪えなければ勝ち点は取れない」と常々語る片野坂知宏監督は、複数点を取れない試合が多いことが苦戦の要因と捉えている。大分を率いて4年間、結果も大事だが、自分たちがやってきたことがどれだけ表現できているかにフォーカスしてきた。
勝てなかった試合でもパスをつなぎ、優位に試合を進めることもできていた。だが、一発のカウンターからの失点や、崩せているのにシュートを打たない、打てないシーンが目についた。ここからは監督どうこうというよりは選手の質が問われる部分だ。
J1昇格初年度で好成績の残るトリニータ