書道 自分だけの「書」と歩み続ける 河野青空(大分南高校3年) 【大分県】
2023/08/24
思うように書けない日々が、書との向き合い方を大きく変えた。2年生になる頃には多くの大会で結果を出すようになった。「書けなかった時間はとても苦しかったが、自分と向き合う時間がメンタルを強くさせた」。繰り返し練習を重ね、自分と闘い続けた結果、「第58回席上揮毫(きごう)大会」での優秀賞、「第33回大分県書道中央展」での最優秀賞をはじめ、最も難関とされる大会の一つである、書の甲子園「国際高校生書道選抜」では見事入選を果たした。
「今年の書の甲子園は、団体と個人ともに結果を出したい。最後の文化祭では、後悔のない最高のパフォーマンスをして終わりたい」。卒業後は書道専攻の大学を目指す。3年間の部活動を通して多くの学びを受けた鹿苑講師のような書道の先生になりたいと笑顔を見せる河野。これからも自分だけの「書」を書き続けていく。
数々の全国大会で受賞歴を持つ
(塩月なつみ)