バトントワーリング 努力が導いた全国の舞台、木田彩也香(大分東明3年) 【大分県】

2025/05/19
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 「ただ、バトンが好きなだけ」。そう語る大分東明の木田彩也香は、13年間ひたむきにバトントワーリングに取り組んできた。2月に開催された第50回全日本バトントワーリング選手権大会(以下、全日本選手権)の九州大会では、専攻するソロストラットとアーティスティックトワールの両部門で4位入賞し、全国大会への切符を手にした。また、「第20回大分県バトンコンテスト」では、ソロストラット(16歳以下)部門で優勝を飾っている。

 

 東京で生まれ、幼稚園の年中から競技を始めた。小学2年のとき大分へ転居し、かつて母も所属していた東明高校バトントワーリング部の演技を見た瞬間、「自分も誰かの心を動かす演技をしたい」と強く思ったという。その思いは、ただ好きだったバトントワーリングへの向き合い方を変えた。大分東明バトンスクールに入部後は、持ち前の負けず嫌いな性格を武器に地道な努力を重ね、少しずつ力を伸ばしていった。

 

 転機となったのは小学6年時。全日本選手権九州大会のソロストラット部門で3位に入り、初めて全国出場を決めた。だがその年の全日本選手権は、新型コロナウイルスの影響で中止。夢舞台に立つことはかなわなかった。それでも諦めることなく翌年も挑戦し、同部門で九州大会1位、全国大会でも6位という大きな成果を挙げた。

 

最後の1年間は仲間と共に後悔のないバトン人生を送ると誓った

 

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