将棋 団体女子で全総文に出場する大分南

2021/07/22

 先輩の手筋を見て学んだ新井は「指せば指すほど、こんな手があったんだ」と感心し、将棋の“無限ループ”にハマった。新井の熱心さに刺激され広川も将棋に対する向き合い方が変わった。試合前は昼休みも打つようになると、自然と他の部員も集まり2人の対局を見ながら、「あの手はどうなの?」「こういう手もあったんじゃない」と感想戦で盛り上がったという。

 

 今年4月、幼い頃に祖父から駒の動かし方を教わった岡部が入部、団体戦への出場資格を得て、全国大会行きを決めた。3人とも初めての全国舞台となるが「1人1勝が目標」(広川)、「精一杯頑張る」(新井)、「楽しみたい」(岡部)と気負いはない。坂本顧問は「全国大会はいい経験になる。納得できる試合をしてほしい」と対局に送り出すつもりだ。

 

全総文に出場する大分南の団体メンバー

 

 

(柚野真也)

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