コンディショニング特集① アプリでコンディション管理 柳ケ浦高校サッカー部

2018/08/12
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どんな便利な道具が登場しても最後は気持ち

 

 選手個々のデータを管理し、最新の知見を取り入れているが、数字だけにとらわれることはない。練習の合間に話しかけ、選手の顔色や体調をチェックする。合宿や遠征などの食事の席には必ずコーチ陣が選手と一緒の席に座り、一人ひとりとの会話を重視する。合宿の初日の昼食では、野口監督自身が選手にご飯のおかわりを促し、茶碗に盛る姿が見られた。どんなに便利な道具が登場しても使うのは人間だし、サッカーをするのも人間だ。「互いの人間関係こそが重要」との認識が強い。

 

 「最後は気持ちの部分。自分たちはこれだけの練習をした、ここまでやってきたという気持ちが大事。それが自信となる。だから夏場の練習は極限まで追い込む」と野口監督。全ては試合で勝つための布石なのだ。勝ちを狙いにいくことで、あるいは実際に勝つことで、どんな準備が必要なのか、どんな心構えでいるべきなのかという勝者のメンタリティを身に付ける。もちろん、試合だから勝てないこともあるが、勝てない悔しさを知るのも大切だし、勝てなかった悔しさをどう生かすべきかが自然と身に付いていく。

 

 新チームになり、県新人大会を制した。夏のインターハイ出場は逃したが、今は気持ちを切り替えて選手権出場に照準を絞る。10月から始まる県予選に向けてし烈なメンバー争いが、この夏も繰り広げられている。

 

人と人とのコミュニケーションを重視する野口健太郎監督

 

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(柚野真也)

 

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