コンディショニング特集② けがをしない体づくりをサポートするコンディション管理アプリ 日本文理大学女子ソフトボール部

2018/10/02
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 スポーツの世界において、自身のパフォーマンスを最大限に高めるためのコンディショニングに注目が集まっている。その波はプロスポーツから中高生のアマチュアスポーツにも広がっている。

 大分県内のコンディショニング最前線を探る特集の第2回は、ここ数年で急速に力をつけている日本文理大学女子ソフトボール部を紹介する。ソフトボールの社会人リーグで活躍した長沢佳子監督が就任して以降、コンディション管理を徹底。けがをしない体づくりが、強さのベースとなっている。

 

 ソフトボールの社会人リーグ豊田自動織機に所属していた長沢監督が、現役時代にコンディションを記録していた管理ノートをベースに、コンディショニング管理ツールとしてアプリを使用し始めたのが2年前。それまでは紙ベースで毎日選手に提出させていた。「紙の方がコミュニケーションは取りやすいメリットがあるけど、アプリは指導スタッフ全員で共有でき、管理しやすい」と長沢監督は話す。部員55人が在籍する日本文理大学女子ソフトボール部。長沢監督、笹田知里コーチが常時選手を指導し、臨時でトレーナーやサポートスタッフがフィジカルの強化やケアを行う。「けがをしない体づくり」がモットーの部において、自分自身の体を知る体調管理は重要だ。

 

 入部した選手がまず覚えなければいけないのが体調管理。その日の体調チェックから始まり、睡眠時間や脈拍、練習前後の体重測定など、項目は多岐にわたる。さらに練習でのキレを5段階評価し、キレが良かったときの項目をグラフ化した。「どう過ごせば、どんなパフォーマンスになるか明確にできるようになった」(長沢監督)。アプリのチェックは毎日必須で、選手の中からアプリ担当を2人決め、提出を徹底している。

 

コンディション管理を徹底し、練習の質を上げている

 

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