県中学総体サッカー 大分上野ケ丘がPK戦を制し優勝
2018/08/01
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県中学校総合体育大会サッカー競技が7月24日から3日間行われた。最終日にだいぎんサッカー・ラグビー場で準決勝、決勝があり、大分上野ケ丘中学校が日田東部中学校を破り、1982年以来5度目の優勝を果たした。
試合は、開始早々の3分に日田東部の荒川尋夢(3年)が先制すると、その2分後に大分上野ケ丘が嶋津遼志(1年)のゴールで追いつく。その後は互いに1点ずつ加えたが60分では決着がつかず、2-2のまま延長戦に突入する。炎天下で体力を消耗した両チームは決定機をつくれず、再延長戦でもスコアは動かなかった。PK戦にまでもつれ、5人全員がゴールを決めた大分上野ケ丘が大熱戦を制した。
大分上野ケ丘は、決勝戦を含む3試合がPK戦までもつれる僅差の勝利で勝ち上がってきた。決勝でもキャプテンの賀来凌央(3年)と永江央武(3年)の長身センターバックを中心に統率された守備が機能した。相手のロングパスをはね返し、サイド突破を許してもゴール前を固め、決定機をつくらせなかった。2度のリードを許しても焦ることなく、しっかり守りカウンターで好機を演出。後半23分にセットプレーから同点としてからは、延長、再延長も隙なく守り抜いた。
入学してからこれまでの公式戦で大きな結果を残せなかった3年生だったが、賀来が「ここまでやれるとは思わなかった」と振り返るように、今大会では一戦必勝の覚悟で目の前の試合に集中し、持てる力を最大限い出し切ることで、トーナメントに波乱を巻き起こし、頂点に上り詰めた。
今大会3度のPK戦を制し、優勝した大分上野ケ丘