
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
東九州龍谷高校で1年生の時から主力としてプレーし、最終学年となり“絶対的エース”として君臨する中川美柚。昨夏のインターハイではチームを日本一に導き、4日に始まる「春の高校バレー」(全日本バレーボール高等学校選手権大会)でも優勝が期待される。
—間もなく高校最後の大会がはじまります。意気込みを聞かせてください。
高校バレーの集大成になるとの思いは強いです。インターハイで日本一になり、(えひめ)国体では準優勝となりました。3冠を狙っていたので残念ですが、春の高校バレーは、これまでのふたつの大会と比べ物にならないくらい注目が集まります。この大会で優勝することを目標として3年間頑張ってきたので絶対に優勝したい。最後は気持ち。だからこそ気持ちの入った練習を最後までしたいです。
—練習から全選手の気合いが伝わってきます。チームの調子は?
いい緊張感を持って練習できています。春の高校バレーは特別という思いはみんな共通。練習から気合いのスイッチは入っているし、けが人も病人もいないので、このままの状態で試合に臨めればと思います。昨年12月の強化遠征では実業団チームと対戦し、結果も内容も良かったので自信になっているし、いいイメージで試合を迎えられると思います。
—高校3年間を振り返って、どんな競技生活でしたか?
1年の頃から試合に出させてもらっていますが、この1年が一番成長できていると実感しています。これまでは先輩に頼り、助けられてきたことが多かったのですが、3年生となり自分たちが引っ張っていかなければいけないと思うようになり、意識が変わりました。もちろん自分自身の技術を高めたいという気持ちはいつもあり、充実した3年間だったと思います。
春の高校バレーで日本一を狙う
—これまでの競技生活のなかで一番思い出に残っている大会は?
高校3年のインターハイで日本一になれたことです。優勝する嬉しさを味わえました。あの快感は忘れられない。(相原昇)監督に日本一にならないと見えない風景があると言われ続けたのですが、ようやくその意味が分かったような気がします。自信がついたし、勝者のメンタリティが分かった。国体ではチームの状態は万全ではなかったのですが2位になれたのは日本一の経験があったからだと思います。春の高校バレーでは挑戦者としてぶつかっていきたいです。
—全国の舞台でも勝つことが義務づけられている東龍ですが、エースとしてどのようにチームの勝利に貢献したいですか?
期待が大きい分プレッシャーも大きいですが、力に変えたいです。エースとは長岡望悠選手(久光製薬スプリングズ、東九州龍谷高校卒)のように、大事な場面で得点できる選手だと思っています。苦しい場面になれば私にトスが上がってくると思うので確実に決めたいです。
—中川選手にとって相原監督の存在とは?
東龍に誘ってくれたのも監督ですし、ここまで私を成長させてくれた方です。普段はあまり話をすることはないですが、バレーに対する熱い思いは日本一です。もう一度優勝して、監督と一緒に喜べればと思います。
—卒業後の進路は?
トップリーグのチームに入りたいです。春の高校バレーで日本一になって、自信をつけて入りたい。そこで日本一を目指したいし、全日本に入れるようになりたいです。大きな目標はオリンピックの出場。東京オリンピックも狙えるのであれば狙いたい。東龍歴代のエースが活躍しているので、同じ舞台に立つことができるように頑張りたいです。
将来の全日本エースの逸材
(柚野真也)
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