年男インタビュー② 大分三好ヴァイセアドラー 大卒ルーキー3人組が起爆剤となる
2021/01/11
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先例のないコロナ禍を前に、スポーツの在り方が問われた2020年。これまでと異なる制限下で、アスリートたちは感染を防ぐために自らを律し、ピッチやコートで自らを解放し、競技ができる喜びを体全体で表現した。新しい年を迎え、活躍が期待されるうし年生まれの県内に縁のあるアスリートに抱負などを語ってもらった。第2回は大分三好ヴァイセアドラーに今季から加入した井口直紀、古賀健太、山田滉太の大卒3人組。
昨年10月に開幕したバレーボールVリーグ1部。大分三好ヴァイセアドラーは14試合を終えて未勝利、最下位の10位と低迷している。厳しい状況下にあるが、将来性豊かな若手が起爆剤となっている。セッターの井口直紀、オポジットの古賀健太、アウトサイドヒッターの山田滉太の大卒ルーキーだ。共に開幕戦からコートに立ち、持ち味を出し切り出場機会を伸ばしている。
左から古賀、井口、山田
強気なトスワークで開幕から6試合連続で先発メンバーとなった井口は、「大事な場面でミスが出て崩れることが多かった。試合に出る回数が多く、ボールに一番触る回数の多いポジションの自分が立て直せなかった責任」と、1年目の甘えはない。年末年始の中断期間に、スパイカーとの連係を高めるためにコミュニケーションを取った。「それぞれの性格やストロングポイントを整理し、打ちやすいトスが上がるように微調整した。1つ勝てば流れは変わると思う。もっとアグレッシブなプレーでチームを盛り上げたい」と勝利への執念を燃やす。
強気なトスワークで勝利を目指す井口