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全国高校サッカー選手権県予選特集 冬の全国へ挑む注目選手とライバル(3) 【大分県】

全国高校サッカー選手権県予選特集 冬の全国へ挑む注目選手とライバル(3) 【大分県】

 全国高校サッカー選手権大分県予選が、17日に幕を開ける。冬の全国舞台へ続く切符は、ただ一枚。その行方を左右するのは勝負どころで輝きを放つ選手たちだ。大会を前に注目選手をピックアップ。それぞれの武器や選手権に懸ける思いに迫るとともに、彼らが「気になる存在」として名前を挙げたライバルを紹介する。


FW深川竜斗(鶴崎工業3年)
2009年3月8日生まれ、181cm、77kg、前所属チームはカティオーラFC(鶴崎中学校出身)

 強さでねじ伏せ、最後は自分が仕留める。深川竜斗は鶴崎工業の攻撃をけん引するストライカーだ。最大の武器は「絶対に負けない」と自負するフィジカル。クロスに力強く頭で合わせる形を得意とするが、魅力はそれだけではない。
 中津留正三監督が「体が強いだけでなく器用な選手」と評するように、シュート、ボールキープ、裏への飛び出しと多彩なプレーを備える。身体能力の高さと技術を併せ持ち、前線で攻撃の起点にもフィニッシャーにもなれる存在。「得点を取ることが自分の仕事。自分が得点して勝つ」。迷いのない言葉通り、ゴールでチームを勝利へ導く。

気になる選手
FW山下紫凰(大分鶴崎3年)
 山下はとにかく得点力が高く、最も警戒しないといけない選手です。でも、チームとしても個人としても絶対に負けたくない。FWとして勝負する以上、山下より自分が多く点を取ります。目標は全試合でゴールを決めること。そしてチームを優勝に導き、自分自身も得点王を狙います。


GK北田旺佑(大分上野丘2年)
2009年9月28日生まれ、182cm、75kg、前所属チームは大分トリニータU―15(滝尾中学校出身)


 北田旺佑はシュートストップとクロス対応を武器にゴールを守る2年生。大分トリニータの育成組織で磨いた技術とフィジカルを備え、軸丸耕平監督も「しっかりとしたベースを持っている」と評価する。
 目指すのは、ただ止めるだけの守護神ではない。「どんなに難しい状況でもセーブしたい」。さらに最後方から声を張り上げ、仲間を動かす。軸丸監督が求めるのは、時に嫌われ役になってでも厳しい言葉を発し、チームを立て直す存在になること。2年生という立場は関係ない。ピンチを止め、声で鼓舞し、最後尾からチームを勝利へ導く。

気になる選手
FW安部銀之助(大分鶴崎2年)
 銀之助とは中学時代に同じチームで戦った仲間なので、特徴はよく知っています。足が速く、クロスの精度も抜群。相手にすると本当に嫌な選手です。だからこそGKとして銀之助のクロスから生まれる攻撃を封じたい。対戦できるのは決勝まで勝ち上がったとき。ぜひそこで再会して、勝負したいです。


FW日野那音(大分工業3年)
2008年5月2日生まれ、175cm、63kg、前所属チームはヴェルスパ大分U―15(明野中学校出身)


 守って勝つより点を取り合って勝つ。日野那音は、そんな大分工業の攻撃姿勢を体現するストライカーだ。夏休みは練習への向き合い方を見直し、走り込みを増やしたことで最後まで走り切る体力を身に付けた。その運動量を生かした裏への抜け出しから、ゴールを量産を狙う。
 3年生は就職試験などと向き合いながら迎える最後の大会。松尾賢一監督も「限られた時間の中で、自分たちのやるべきことに取り組む姿勢が出てきた」と変化を感じている。「俺らは守りのチームではない。常に4―3で勝ちたい」。走って、抜け出して、仕留める。日野はゴールでチームを勢いづける。

気になる選手
DF川野公聖(大分鶴崎3年)
 川野は最終ラインで体を張れるフィジカルの強さがあり、キックの精度も高い選手です。対戦するとすれば準決勝。簡単な相手ではないけど、だからこそ背後のスペースを狙いたい。競り合いでも負けず、裏へ抜け出して自分がゴールを決める。そして最後に勝つのは俺たちです。

(柚野真也)

大会結果