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U―17日本女子サッカー代表候補 順調だからこそ貪欲に 世界を見据える大下紗也奈(柳ケ浦2年) 【大分県】

U―17日本女子サッカー代表候補 順調だからこそ貪欲に 世界を見据える大下紗也奈(柳ケ浦2年) 【大分県】

 日本サッカー協会(JFA)はこのほど、13日から16日にかけて福島県のJヴィレッジで行われるU―17日本女子代表候補の国内トレーニングキャンプに参加するメンバーを発表し、柳ケ浦の大下紗也奈(2年)が選出された。
 大分県出身の大下は小学1年でサッカーを始め、高校進学後に大きく飛躍した。1年時には柳ケ浦の一員として全国高校女子選手権で日本一を経験し、その後は年代別代表へ。7月にはアメリカとの国際親善試合2試合に出場し、世界を相手に通用した部分と足りないものを肌で感じた。
 順調にステップを踏んでいるように映るが、本人に浮ついた様子はない。「順調だからこそ、これからが大事」。日の丸を背負って得た刺激をさらなる成長につなげ、その経験を柳ケ浦へ還元しようとしている。
 トレーニングキャンプを前に大下に話を聞いた。

高校入学後に飛躍的な成長を遂げた大下

――7月のアメリカとの国際親善試合では2試合とも出場しました。世界を相手にした手応えは?
 体の大きさやスピードはアメリカの選手の方が上だと感じました。ただ、技術やパスの質では日本も負けていなかったと思います。だからこそ、もっとスピードやフィジカルを身につけることができれば、海外の選手を相手にしても十分に戦っていけるのかなと思いました。

――自身のプレーについては、どう感じましたか?
 守備では自分のスピードを生かして戦える部分もありました。ロングボールから攻撃や得点に関わることができたのも良かったです。ただ、相手は切り返してからシュートを打つまでのタイミングが速くて、そこでやられる場面もありました。自分の課題がいい意味で見つかったと思います。

――日本代表のユニホームを着て、日の丸を背負うことについては?
 重みはあります。最初は「本当に代表なんだ」という感じもあって新鮮な気持ちでした。

――高校1年時に日本一になり、その後は年代別日本代表にも選ばれました。ここまで順調に進んでいるように見えます。
 自分としては想定外です。もちろん日本代表は目指していました。全国選手権で日本一になり代表にも選んでもらって、ここまで順調に来ています。だからこそ今年1年、そして来年の1年がすごく大事になると思っています。もっと一つ一つのプレーにこだわって成長していかないといけないです。

――柳ケ浦に入学してから、最も成長したと感じるプレーは?
 ボールを持ったときに前線へのボールを積極的に出せるようになりました。キック力も入学した頃に比べれば上がったと思います。

――代表ではクラブチーム所属の選手も多くなります。高体連の選手として出せる強みは?
 個人の技術ではクラブチームの選手が高いと感じる部分もあります。でも守備の強度など高体連で普段からやっているからこそ出せるものもあると思います。そこは負けたくないです。

――代表では、どんなプレーを見せたいですか?
 守備の強度では絶対に負けたくないです。それに加えて普段から取り組んでいる球際の部分にもこだわって、粘り強く、相手が嫌がるようなプレーをしたいです。

――日本代表を具体的に意識するようになったのは?
 高校に入ってからです。先輩が代表に選ばれたり、九州の他のチームでも知っている選手が代表に入ったりして、代表選手が身近な存在になってから意識するようになりました。

――将来の目標は?
 プロサッカー選手です。

――その先には、なでしこジャパンやオリンピックという舞台もあります。
 チャンスがあれば、そこまで行けたらいいなと思います。

――U―17女子ワールドカップのメンバーに選ばれれば、大きな国際大会を経験することになります。
 これまでの国際試合は、この前のアメリカ戦くらいです。海外に行ったこともないので、もし行けたら初めての海外になります。楽しみもありますけど心配な部分もあります。

――海外でのコンディション管理も重要になりますね。
 コンディションや体のケア、睡眠はすごく大事になると思います。もし行けることになったら、自分の状態をしっかり上げていくためにも食事をきちんと取ることも意識したいです。

――代表で得たものを柳ケ浦にどう持ち帰りたいですか?
 戦術が違えば、サッカーに対する考え方も違います。「こういう考え方もあるんだ」という新しい発見を持ち帰りたいです。他にもパスの質や個人の技術ももっと身につけて、チームに戻ってきたいです。

――柳ケ浦としては、冬の全国高校女子選手権も控えています。代表での経験をどうつなげたいですか?
 ウチには代表経験のある選手がバックラインにも多いので、失点が許されないという意識はあります。そのためには、日頃からどれだけ緊張感を持って練習できるかが大事です。
 チームとしては得点力も課題になっているので、普段の練習からゴールをしっかり意識して取り組みたいです。自分の良さを出しながら、失敗を恐れず、チャレンジする気持ちを持ってやっていきたいです。


(柚野真也)

大会結果