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コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です! バレー女子編②

コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です! バレー女子編②

 全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)が、いよいよ開幕する。女子は10月24日から、男子は同31日からはじまり、男女ともに11月8日に決勝戦が行われる。今大会の注目選手を紹介するとともに、ライバルとなる他校の気になる選手を聞いた。

 

相良美桜(東九州龍谷3年)

ライト、2002年4月7日、167.5cm、長洲中学出身

 

 

 前回の春の高校バレーはベンチから日本一の瞬間を眺めた。「うれしかったけど、やはりコートに立ちたい」との思いが強くなった。中学までは強打を武器としていたが、日本のトップレベルが集まる東龍で試合に絡むために「フェイントやブロックアウトなど小技を磨いた」と相良。最終学年になってからは「自分にできることを精一杯やる」と精度を求め、サーブにも力を入れて出場機会を増やした。「春の高校バレーは3年生の大会」との思いは強く、クラスも全員同じという3年生5人と全国連覇を目指す。

 

気になる選手は?

塩月菜々子(国東3年)

 中学選抜のときに仲良くなった。今でも連絡を取る友だち。なんでも器用にでき、国東のキャプテンとしてチームを引っ張っている。中学選抜のときのチームメートで今大会に出場する人は少ないと聞いているけど、最後はみんなと対戦したい。それぞれ違う道を選んだけど、成長した姿をぶつけられる大会にしたい。

 

大西美里(臼杵3年)

リベロ、2002年9月21日、154cm、佐伯南中学出身

 

 

 新生臼杵を支える3年生の一人。安定感のある“ボールを落とさない”リベロとしてチームに貢献する。自他共に認める負けず嫌い。7月の県高校総体後に多くの3年生が引退するなか、「県総体では満足のいく試合ができなかった。臼杵に入ったのはなんのためか考えたら、ここでは終われない。雪辱を果たして、春高に出たい」と迷わず残ることを決めた。「スパイカーをレシーブでカバーするのはもちろん、コートの中でみんなを落ち着かせる役割を果たしたい」と、3年生としての自覚を持って最後の大会に臨む。

 

気になる選手は?

塩月菜々子(国東3年)

 小・中学とずっと同じチームだった。「中学3年のとき、佐伯市中学総体の直前に顧問の先生が急逝し、励ましあって優勝したこと」、「試合前の緊張をほぐすためにトイレで笑いあったこと」など数え切れないほど思い出がある。今でも試合会場で会えばいろいろ話す。ライバル…というよりバレーについてなんでも話せる友人。プレーについては、最近サーブがいいと思う。負けたくないという気持ちもあるが、一番はお互い悔いのない試合をしたい。

 

小野瑞貴(国東3年)

レフト、2002年6年29日、166cm、朝日中学出身

 

 

 「誰よりも本気で東龍を倒して、春高を目指した選手」と佐藤優介監督。時には仲間の理解を得られず孤立することもあったが、強い信念が揺らぐことはなかった。3年間、外部トレーナーの指導のもとでトレーニングを積み重ね、跳躍力と、ブロックをはじき飛ばすパワーを手にした。「高校3年間で一番自分たちが成長したと思う」との思いは強く、自らのスパイクでチームを優勝に導くつもりだ。「東龍に勝つのは私たちしかいない」と、ストップ・ザ・東龍の一番手として立ち向かう。

 

気になる選手は?

金子沙耶(臼杵3年)室岡莉乃(東龍3年)

 沙耶とは小・中学で同じチームで良きライバルだった。「決勝で対戦しよう」と約束している。そのためには東龍に勝たないといけないし、東龍のエースを止めなければいけない。室岡は小学生の時から知っているし、中学3年の全国選抜準々決勝で負けた福岡県選抜のエースだった。キレキレのインナースパイクを止めたい。絶対止めて勝つ!

 

(甲斐理恵)

 

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バレー女子編①