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コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です! バレー女子編①

コートを彩る3年生 ライバルはこの選手です! バレー女子編①

 全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)が、いよいよ開幕する。女子は今月24日から、男子は同31日からはじまり、男女ともに11月8日に決勝戦が行われる。今大会の注目選手を紹介するとともに、ライバルとなる他校の気になる選手を聞いた。

 

金子沙耶(臼杵3年)

レフト、2002年6月27日、165cm、朝日中学出身

 

 

 県中学選抜のキャプテンを務め、高校入学後は1年から主力として活躍。女王・東龍からセットを奪った昨年の県高校新人大会、春の高校バレー県予選でも大きな存在感を放った。7月の県高校総体を最後にキャプテンの座を東夢羽(2年)に譲ったが、依然、チームにとって大きな存在であることは変わらない。攻撃の要として、精神的支柱として臼杵のキーマンとなる。卒業後は薬剤師を目指すため、バレーボールは高校までと決めている。最後の大会に向け、「大商(大分商業)に勝ってセンターコートに立ちたい」と静かな闘志を燃やす。

 

気になる選手は?

小野瑞貴(国東3年)

  ジュニア、中学選抜とずっと同じチームで戦った仲間。その頃からライバルだった。中学の途中までは顔を合わせればケンカするほど仲が悪かったが、いつの間にか何でも言い合える仲になった。別々の高校に進学してからも悩みを相談したりする。唯一、遠慮せず本音が言える相手。選手としては、破壊力とパワーが凄い。どんなボールでも絶対に打ってくる。同じレフトとして負けられない。

 

塩月菜々子(国東3年)

レフト、2002年7年25日、159cm、佐伯南中学出身

 

 

 けがに苦しんだが、高校最後の大会に向けて照準を合わせてきた。国東の看板を背負うキャプテンは、自分のことよりチームを優先し、部員25人の思いが同じ方向に向かうようにまとめてきた。「練習も尞生活も一緒。チームワークではどこにも負けない」と胸を張る。身長は高くはないが、勝負どころで強打と軟打を打ち分け、冷静に試合を運べる力がある。佐藤優介監督は「思い切り、1試合、1プレーを楽しんでほしい。これまで積み上げてきたことが必ず出る」と思いを託す。

 

気になる選手は?

相良美桜(東九州龍谷3年)

 実は昨日(取材前日)、美桜から連絡があり、この企画のことを聞いた。中学選抜で一緒にいる時間が長くて、話すことが多くなった。良き仲間であり、ライバル。東龍で日本一を経験し、すごい経験を積んだのに、会ったときは中学の頃と変わらない。良くも悪くも東龍らしくないというか(笑)。東龍とは県総体に続き、対戦するので美桜のブロックを弾き飛ばし、(佐藤)先生を春の高校バレーに連れていきたい!

 

筌瀬穂花(大分商業3年)

2003年1月23日、ライト、167.2cm、戸次中学出身

 

 

 常に真摯で一生懸命なキャプテン。森栄一郎監督曰く、「バレーだけでなく、生活態度も真面目。人間性の優れた仏のような存在」。グイグイ引っ張っていくタイプではないが、周りには自然と人が集まり、精神的支柱としての役割をしっかり果たしている。「1年の頃から試合に出場して場数は踏んでいる。東龍に勝つのは簡単ではないが勝機はある。(東龍に比べて)身長は低いが、レシーブでは負けたくない」。3年生唯一のレギュラーでもある筌瀬は、出場できないメンバーの想いも背負ってコートに立つ。

 

気になる選手は?

金子沙耶(臼杵3年生)

 ジュニアの頃からの付き合い。友人であり、お互いのことはよく知っている。県高校総体で対戦した時、キャプテンとしてしっかりチームをまとめていてすごいと思った。プレーに関しても、トス回しが上手くて、何度も惑わされた。私はライトだけど、第二のセッターのような役割も果たすので、参考になる。攻撃もいい。ブロックを振り抜く力がある。

 

 

(甲斐理恵)