
大分トリニータ シーズン総括 戦い方を徹底できず低迷、降格危機で現実路線へ 【大分県】
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最後の決戦に向けた高校3年生の火花が散るー。10月24日から始まる「第99回全国高校サッカー選手権大会県大会」を控え、今大会注目のキープレーヤーたちに、気になる選手を聞いた。
小深田隼士(柳ケ浦3年)
2002年5月15日生まれ、M F、164cm、60kg、前所属は大分トリニータU―15
昨年の全国高校選手権大会の県予選決勝でピッチに立ち、悔しい思いをした。新チームになってキャプテンとなり、「昨年の3年生の分まで強い思いを持って臨みたい」との思いは強くなった。指導陣が刷新され1年余りが過ぎ、ボールをつなぐ意識は高くなったが、自分自身に求められることは変わらないという。「技術が高い選手ではない。全力でプレーして、チームにいい流れを作りたい」。小柄であるが運動量は多く、ボールに絡み、スペースを作ることもできる。「コーチングができ全体を見ることができる。チームの精神的支柱であり、リーダーシップが取れる選手」と有門寿監督の信頼も厚い。
気になる選手は?
3年になってからさらにパワフルになった印象がある。昨年の(全国選手権県大会)決勝でも主力としてプレーしていた選手。(今大会の)抽選会で久しぶりに会ったが、見た感じから充実感が分かった。準々決勝で対戦すると思うので、チームで協力して抑え、自分たちのサッカーを出し切って、勝ち切りたい。
河野蓮弥(大分工業3年)
2002年5月21日生まれ、G K、167cm、55kg、前所属は大分トリニータU―15
「G Kとして体は小さいが、コーチングができて、気持ちでチームを引っ張っていける選手」と友成義朗監督。味方の守備位置を的確に指示し、苦しい時間帯は誰よりも大きな声を出して鼓舞する。サッカーには「後ろの声は神の声」という格言めいた言葉があるが、まさにそれ。河野は「勝つためにやれることをするだけ。高校ラストの大会となるので、どんなシュートが来ても止めたい」と話す。県新人大会、県総体では思うような結果を出せず悔しい思いをした。「チーム全体を同じ方向に向けたい」と周りを巻き込み、チーム全体で戦う空気を作る。
気になる選手は?
塩治晴士(大分2年)
小学生の頃から(県サッカー協会主催の)G Kプロジェクトなどで一緒になることが多かった。学年は1つ下だけど、キックの精度が高く、セービングも上手い選手。大分の失点の少なさはG Kがいいからだと思っている。対戦するとなれば準々決勝。最少失点を続けて、勝負できるように勝ち上がりたい。
ラストステージを迎える3年生 ライバルはこの選手です!
(柚野真也)
垣内太陽(日本文理大学付属3年)
2002年10月25日生まれ、FW、178cm、63kg、前所属はS-playMINAMI
力強い突破を武器に、利き足の左から強烈なシュートを放つ垣内太陽。主戦場は左サイドだがヘディングも強く、逆サイドからのクロスに飛び込み、高い打点で合わすこともできる。チーム全体のコンセプトであるガムシャラさを体現できる選手としてチームを引っ張る。「終盤になっても動けるのがウチの強み。県総体は4強まで行けたので、次は決勝まで行きたい。個人的には得点王を狙いたい。そのためには10点決める」と高い目標を設定して、高校最後の大会に挑む。
気になる選手は?
県総体の準決勝で対戦し、自分は得点できなかったが堤くんは2点取った。それが最終的にチームの結果となったので悔しい。大会得点王(9点)になったし、決定力の高いストライカー。得点パターンも多く、負けたくない相手。自分は県総体で5得点だったので、選手県予選では彼より得点を取りたい。
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