県スポーツ少年団駅伝交流大会 男子 豊後高田陸上クラブが連覇達成 【大分県】
陸上競技
県スポーツ少年団駅伝 女子は三重町陸上クラブが10回目の優勝
第28回大分県スポーツ少年団駅伝交流大会(女子)
2月11日 昭和電工グラウンド特設コース
1位 三重町陸上クラブ(37分52秒)
2位 滝尾ミニバスケットボール(37分59秒)
3位 滝尾陸上(38分01秒)
第28回県スポーツ少年団駅伝交流大会が11日、大分市の昭和電工グラウンド特設コース(7区間9.95㌔)で行われ、女子は三重町陸上クラブが6年ぶり10回目の優勝を飾った。前半はトップ集団を堅実にキープし、後半で勝負するプランがハマった。
三重町陸上クラブには飛び抜けた選手はいないが、出走した全員が「同じくらいのタイムで走ることができるのがウチの強み」と麻生和幸監督。序盤から先頭争いは混戦が続いたが、自分たちのペースを保ちタスキをつなげる。麻生監督は「各チーム最初の区間にエース級をそろえるので、トップと70㍍の差であれば後半は巻き返すことができる」と選手に伝え、選手の気持ちと走りをコントロールした。
総合力で優勝した三重町陸上クラブ
1区を走ったキャプテンの伊藤芽生(6年)は、「自分の役割はトップに離されないこと。最初から飛ばして(後続に)流れをつくれたと思う」と役割を全うした。トップとの差を16秒に抑え、5位スタートから順位を上げ、4区の倉原里咲(5年)が区間賞の走りを見せてトップに立つ。一度順位を下げたが、6区の川辺桃(6年)が区間賞の力走で再びトップでタスキをつなぎ、逃げ切った。「体が軽かった。トップと50㍍ぐらいの差だったのでいけると思った」と川辺。
夏の全国大会が終わり、短距離の練習から長距離の練習に移り半年。週4回、1年生から6年生まで約60人が集まり、「子どもたちが楽しく、集中して練習できるメニューを考えた」という麻生監督のもとでクラブ全体が底上げされ、総合力で優勝を勝ち取った。伊藤は「みんなで力を合わせることができた。優勝できてうれしい」と感激した。
1区で流れをつくった伊藤芽生
(柚野真也)