県スポーツ少年団駅伝交流大会 男子 豊後高田陸上クラブが連覇達成 【大分県】
陸上競技
女子全国高校駅伝 持てる力を発揮した大分東明17位
女子第31回全国高校駅伝競争大会
大分東明17位、1時間10分45秒
全国高校駅伝は22日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の5区間、21.0975㌔に47校が出場して行われ、大分東明は1時間10分45秒で17位となった。キャプテンの武井萌夏(3年)は「3年間しっかりやってきたことが出せた。このチームで走ることができて本当に良かった」と目を潤ませた。
前大会は過去最高の4位に入賞したが、新チームの評価は高くなかった。主力が抜け、故障も多かった。エースの磯部涼美(3年)も夏前に手術するなど戦力が整わず、最大の目標を全国高校駅伝とし、この日に向けてコンディションを調整した。この間、井上浩監督は選手には改めて自己管理の重要性を説いた。「よく食べ、よく寝る」は大前提。練習以外での生活を見直し、練習量を下げてでも継続した方が成果は出るとメニューを考えた。
3年間の全てを出せたと語った武井萌夏
練習不足の不安もあったが磯部は、「自分が一番強い」と気持ちを高ぶらせ憧れの1区を走った。過去2年間は他の区間を走ったが、「エースが走る1区で区間賞が目標だった。結果を出せず悔しいが、今の状態でできることはやった」。4㌔過ぎに下りでギアを上げ、そこから続く上りで2段目のギアを上げ、17位でタスキをつないだ。2区のメアリー・ムイタ(2年)は駅伝経験は少ないがトラックで鍛えたスピードを発揮し、10位まで順位を上げた。
正念場となった3区の板井加奈(2年)、4区の武井は気負い過ぎ、共に区間序盤でオーバーペースとなった。それでも離れぬよう食らいつき10位台をキープして、1年生アンカーの竹原さくらに託す。初めての都大路で堂々と走り、「緊張したけど自分らしく走った。これまで味わったことのない沿道の声援が気持ちよかった」と竹原。徐々に前走者との差を詰め、抜き去り、最後は競技場のトラックで抜き、2つ順位を上げてフィニッシュ。
井上監督は「選手は持てる力を出してくれた。来年につながる走りができた」と都大路の大舞台で確かな手応えをつかんだ。
「沿道の声援が気持ちよかった」と竹原さくら
■記録■✳︎カッコ内順位は区間順位
1区(6㌔)磯部涼美(3年)20分16秒(17位)17位
2区(4.0975㌔)メアリー・ムイタ(2年)12分59秒(5位)10位
3区(3㌔)板井加奈(2年)10分35秒(35位)15位
4区(3㌔)武井萌夏(3年)10分27秒(35位)19位
5区(5㌔)竹原さくら(1年)16分28秒(10位)17位
(柚野真也)