
大分トリニータ シーズン総括 戦い方を徹底できず低迷、降格危機で現実路線へ 【大分県】
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国際自転車競技連合公認レース「OITAサイクルフェス」に出場したスパークルおおいた。初日となった9月28日の「おおいたアーバンクラシック・クリテリウム」では沢田桂太郎が5位、2日目の「おおいたアーバンクラシック・ロードレース」では阿曽圭佑が14位となった。
スプリンターの多いスパークルは、平坦な道で1キロを40周するクリテリウムを得意とする。6選手が出走し、沢田と黒枝咲哉をエースとし、4人がアシストに回った。2年ぶりの優勝を狙った沢田は「ペースが速かったが集団が崩れないまま終盤に向かった」と振り返る。想定外のレース展開に力を消耗し、前半の20周で3選手が途中棄権した。後半を沢田、黒枝、住吉宏太の3選手で戦わざるを得なくなったスパークルは、終盤に入ったときには余力がなかった。沢田が最後の1周で先頭集団の後方からスプリント勝負を仕掛けたが、混戦から抜け出すのは難しく5位でフィニッシュした。
ホームで勝利を目指すスパークルおおいた
クリテリウムのあった日が29回目の誕生日だった黒枝は、18位でフィニッシュ。翌日のロードレースは途中棄権となった。6月に筋肉系のけがで2カ月間は練習ができなかった。「地元開催のOITAサイクルフェスは最大の見せ場。大分出身の僕が出場しなければ意味がない」と懸命にリハビリを続け、本調子ではなかったが出場できた。次もホームとなる「ツール・ド・九州」が11日から開催される。
黒枝は「国内最大のレースが大分である。初日のクリテリウムで優勝し、次の大分ステージで上位に食い込みたい」と話し、沢田は「ロードは大分スタートになる。多くの方が沿道に駆けつけてくれると思う。声援を力に変えたい」と意気込む。4日間のレースは見どころが多く、スパークルおおいたが見せ場をつくるはずだ。
おおいたアーバンクラシック・クリテリウムで5位となった沢田桂太郎
(柚野真也)
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