
大分トリニータ シーズン総括 戦い方を徹底できず低迷、降格危機で現実路線へ 【大分県】
その他
全国高校総体水球競技
8月17日 大分商業高校水球プール
2回戦
大分商業7-19明大中野(東京)
初戦突破を目指した大分商業だったが、力及ばなかった。第1クォーター(Q)から相手の勢いに飲まれた。「予想以上の圧力だった」と永松拓真監督。全国高校総体3位となった明大中野(東京)の強度の高い守備に後手を踏んだ。パスでいなしてプレスを回避しようと試みるも、パスがつながらずカウンターで失点を繰り返す。6点を先行されて追いかける展開となった。
自信を失いかけていた選手たちに、永松監督は「相手の守備を怖がらず思い切ってプレーしよう。1点ずつ返していくしかない」と呼びかけ、第2Qを迎える。エースの堤凛太朗(3年)にボールを集め、反撃開始。連続3得点で4点差まで詰め寄り、意地を見せる。「点を取ることに集中した」という堤は、チーム最多の3得点を記録した。
3得点を決めた堤凛太朗
後半に入っても体力が落ちない相手に食らいついた。押し込まれ、劣勢が続く中、「最後までやりきろう」と全員で声をかけ合い続け、集中力を切らさず試合を終えた。堤は「強豪相手に7得点できた。3年生7人は、入学したときから地元開催となるインターハイ(全国高校総体)で勝つことを目標にしてきた。結果は出なかったが、ここまでやれたのは仲間のおかげ」と感謝した。
永松監督は「序盤の大量失点が悔やまれるが、点差が開いた中で、キャプテンの堤を中心に諦めずに最後までプレーした気持ちの強さを感じた」と3年生をねぎらい、「1、2年生は地元開催、大声援の中でプレーできた。小学生の頃から競技を続けている選手が多く、次につながるいい経験になったと思う」と新チームの出発に期待する。堤は「チームワークを大事にして、日頃の練習から意識を高く持って取り組んでほしい。全国で勝てるようなチームになってほしい」と後輩にバトンを託した。
最後まで集中力を切らさず戦った大分商業の選手たち
(柚野真也)
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