ウインターカップへの道 男子(2) 注目選手×気になる選手 【大分県】
バスケ
冬の全国舞台を懸けたバスケットボールのウインターカップ県予選。勝負の行方を左右する注目選手たちに、自身が意識する「気になる選手」を聞いた。プレースタイルへの憧れ、実力への敬意、そして「負けたくない」という対抗心。同じコートで競い合うからこそ、互いの存在が成長の力になる。その言葉から、熱戦をさらに面白くするライバル物語が見えてくる。
ファデラ・ママドゥ(柳ケ浦3年)
2008年10月11日生まれ、207cm、95kg。ザンビア共和国出身、ポジションはオールラウンダー

柳ケ浦の大黒柱。ゴール下で強さを発揮するだけでなく、アウトサイドから3点シュートも狙えるオールラウンダーだ。中村誠監督が「本当に何でもできる。ナショナルチームに入ってほしいと思うくらい能力が高い」と評する逸材だ。相手のマークが集中すれば、その分だけ味方にノーマークが生まれる。自ら得点を奪うだけでなく、その存在が攻撃の選択肢を広げている。
この夏はトップリーグ、そしてウインターカップを見据え、1対1の守備を重点的に強化。高いレベルで実戦と練習を重ね、「今年こそ日本一」と頂点だけを見据える。勝負メシはバナナとオレンジジュース。オフは映画やゲームを楽しんでいる。
気になる選手
対戦する全ての留学生
私がライバルだと思うのは、対戦する留学生全員です。県内だけでなく、全国に行けば行くほどレベルの高い選手がたくさんいる。日本一を目指している以上、1対1では誰にも負けたくありません。でも、一番大事なのは自分が勝つことではなく、チームが勝つこと。得点でも守備でも必要なプレーをして、最後はチームで勝ちたいです。
原口優人(別府溝部学園3年)
2008年12月21日生まれ、178cm、68kg。那珂中学出身(福岡県)、ポジションはシューティングガード

勝負どころで託したくなるシューターだ。原口優人は3点シュートを最大の武器とする。伊藤滋監督は「ノーマークになれば決めるし、勝負どころでも決めてくれる」と信頼を寄せる。大量得点を重ねるタイプというよりプレーのアベレージが高く、ここ一番で仕事ができるのが強み。
その勝負強さはトップリーグの興南戦でも発揮された。同点で迎えた第4クオーター残り1.4秒、決勝の3点シュートを沈めた。「シューターなので、県予選でも積極的に3点シュートを打ちたい」。トップリーグでつかんだ好調の流れを県予選へつなげ、勝ち抜いた先にあるウインターカップを目指す。
気になる選手
ファデラ・ママドゥと天野大空郎(ともに柳ケ浦3年)
県高校総体では、この2人に大量得点を許してしまいました。僕たちが柳ケ浦に勝つためには、必ず抑えなければいけない選手です。今度はディフェンスでガツガツ当たり、簡単にはプレーさせない。2人をしっかり抑えて勝利につなげたいです。
豊田航也(大分上野丘3年)
2009年1月19日生まれ、191cm、75㎏。別府中部中学出身(前所属はPEGASE)。ポジションはシューティングガード

チームで一番の長身。バスケットボールの指導者だった父親の影響を受け、幼稚園から始めた。競技経験が長く、「バスケットIQ」の高さが強み。小柄だった小学生時代はポイントガードを経験し、身長が伸び始めた中学2年からシューティングガードになった。3点シュートの決定率が高い。課題はフィジカルの強化だという。「先輩や後輩は関係なく、意見を言い合えるところがチームの魅力。3点シュートで1試合当たり20点以上を取り、チームを盛り上げたい」と誓う。
気になる選手
山崎瑛介(柳ケ浦3年)
小学生の頃からよく知っている。小学生時代は(山崎のチームと)対戦して負けていた。中学校から同じチームになり、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)した。高校では相手の方が成績を残している。マッチアップすることもあるので、倒したいと思う。バスケットIQとシュート力は負けない。
(坂本陽子)
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