OITA SPORTS

4/21 TUE 2026

supported by

フォルクスワーゲン認定中古車センター

バレー バレー

NEW!

全九州バレーボール総合選手権県予選 男子 粘りで制した大分南の頂点への一戦 【大分県】

全九州バレーボール総合選手権県予選 男子 粘りで制した大分南の頂点への一戦 【大分県】

全九州バレーボール総合選手権県予選
男子決勝 4月19日 大分南高校体育館
大分南2(25―22、25―17)0大分工業

 県内の高校男子バレーボール勢力図の変化を予感させた波乱の県高校新人大会から3カ月。各校が課題と向き合いながら迎えた今大会は、県高校総体の前哨戦にふさわしい白熱の好ゲームを繰り広げた。

 決勝に進んだのは、優勝候補筆頭である大分南と大分工業。下馬評は高さとパワーに勝る大分工業が優勢。しかし、大分南にはこれまで積み上げてきた経験と技術、そして選手層の厚さがある。「高さやパワー以外のところで勝負しよう」と、優勝をかけた一戦に臨んだ。

県新人大会に続き優勝した大分南

 第1セットは、序盤から点を取り合う展開となった。パワーで押してくる大分工業に対し、大分南は技術と粘りで対抗。キャプテンでエースの嵯峨史都(3年)らスパイカー陣の持ち味をセッターの仲本路惟(同)が冷静な判断と丁寧なトスワークで引き出し、巧みなフェイントも織り交ぜながら攻撃を組み立てていった。ディフェンス面でも、リベロの大久保希音(同)を中心に粘り強くボールをつなぎ、徐々にリードを広げた。

 中盤以降は再び追いつかれ、競り合う展開に。先に20点台に乗せたのは大分工業だったが、大分南に焦りはなかった。ブレイントレーニング(脳トレ)で培ってきた精神的な強さを発揮し、土壇場で連続得点を重ね、25―22で先取した。

 その勢いのまま第2セットは序盤から流れを掌握。嵯峨が「ミスも少なく、ブレイクしてつなぎ、自分たちのリズムでバレーができた」と振り返ったように、攻守がかみ合った安定感のある戦いを見せ、25―17でストレート勝ちを収めた。

ブロックで流れを呼び込んだ白川

 このセットで際立ったのがミドルブロッカーの白川優生(2年)だ。左利き特有の間合いと体の強さを生かし、相手の強打に対して的確に手を出す。県高校新人大会以降、成長著しい選手の一人だが今大会ではその良さがさらに際立った。「自分は大分南の中では高さがある方。全部触るつもりでいった」という白川の言葉通り、強烈なスパイクをブロックで何度も食い止め、勝利に大きく貢献した。

 今後は県高校総体、そしてその先の全国を見据えたチームづくりが本格化していく。選手たちの予想以上の成長ぶりに手応えを感じている柿原茂徳監督が掲げるのは、「小さくても勝てるチーム、そして全国でのジャイアントキリング」。高さで劣っても勝ち切れる力を磨きながら、さらなる高みへ挑み続ける。1年生にも決勝終盤で出場したアウトサイドヒッターの鳥居一真など有望な選手がそろっており、期待値は高い。


(甲斐理恵)

大会結果