
県高校総体 バレーボール男子 仲間との絆で栄冠をつかんだ大分南 【大分県】
バレー
県高校新人大会 バレーボール女子
1月26日 大分商業高校体育館
準決勝 東九州龍谷2―0臼杵、大分商業2―0国東
決勝 東九州龍谷2―0大分商業
春の高校バレーで日本一となった東九州龍谷(東龍)は、興奮冷めやらぬ間に新チームが始動した。26日の県高校新人大会の決勝までに2週間弱しか準備期間はなかったが、大分商業に2―0で勝利し、37年連続37度目の優勝を飾った。竹内誠二監督は、「春の高校バレー前から新チームは並行して動いていた。新チームになって間もないが、選手に気持ちが入っているので不安はなかった」と事もなげに話した。
新チームのキャプテンは室岡莉乃(2年)。春の高校バレーで2年生ながら最優秀選手賞を獲得したエースが引っ張る。今大会も驚異の決定率でスパイクを次々に決めた。竹内監督は「エースとしてだけでなくキャプテンとしての負担もあるが、彼女がやらなければ勝てない。本人も自覚している」と絶大な信頼を寄せる。
キャプテンとなった室岡莉乃
平均身長はここ数年のなかで極端に低く、163㌢の室岡を筆頭に、170㌢に満たない選手がほとんどだ。バレーボールにおいて高さは圧倒的なアドバンテージであるが、「ないものねだりをしていても仕方ない。地味ではあるが選手みんなレシーブの意識が高く、安定している。新チームはレシーブのうまい選手がコートに立つようになる」と竹内監督。確かにシャットアウトするブロックはないが、ミスで崩れることはない。確実にサイドアウトを取り、粘り強く、負けないチームになっている。
春の高校バレーでセンターコートに立った佐村真唯、新改星南、新改栞南、折立湖雪の4人の1年生はプレーに自信がみなぎり、一つ一つのプレーに対し精度を追求するようになった。1、2年生合わせて13人と少数だが、少ないからこそコミュニケーションがとりやすく、目指すスタイルが浸透しやすい。新チームに派手さはないが、最高の成功体験と団結力で再び日本一を目指す。
新チームはレシーブ力が高い
(柚野真也)
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