3年生、夏物語2023 野球 エースの責務を背負い続けた児玉迅(大分商業3年) 【大分県】

2023/08/01
  • 高校野球

第105回全国高校野球選手権大分大会

7月26日 別大興産スタジアム

決勝 

大分商業 000 000 000|0

明 豊  030 000 00×|3

 

 決勝へと駒を進めたが、あと一歩届かなかった。春夏連続の甲子園出場を目指した大分商業のエースとして、初戦となる2回戦から決勝までの5試合で4度先発マウンドに上がった児玉迅(3年)。誰よりも責任感が強く、「チームを勝利に導くのがエース」と言い続けたからこそ、敗戦を重く受け止めた。「一生忘れられない記憶となった」と悔し涙を流した。

 

 春のセンバツ甲子園も先発マウンドに上がり、好投した。その後、夏に向けて体を作り直したのは、「このままでは全国では通用しない」と思ったからだ。走り込む量を増やし、スタミナを強化した。那賀誠監督は「児玉は自分で考えて行動できる。練習だけでなく投球も相手打者と駆け引きできる。私が何か言うことはない」と全幅の信頼を寄せる。児玉は自身で練習メニューを考え、「夏の大会では全試合を投げ抜くために球数を少なくすることが必要」と、自慢の制球力にキレを追求した。

 

キレのある球でエースの役割を担った

 

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