県高校総体 バスケットボール女子 多彩な攻撃を展開した大分が2年連続3回目の優勝 【大分県】

2023/06/12
  • 高校総体

第71回大分県高校総体バスケットボール競技

6月5日 ダイハツ九州アリーナ

女子決勝リーグ 大分98-86明豊

 

 県内負けなしの記録を更新し続けている大分が、自分たちのスタイルを貫いた。2年連続3回目の全国高校総体出場を勝ち取った。

 決勝リーグに進んだ4チームの中で、唯一無敗の大分が迎えた最終戦の相手は明豊だった。圧倒的な強さで勝ち上がってきたものの、明豊戦では相手の激しいプレスに加え、3点シュートに苦戦を強いられた。井場田卓監督は「明豊の意地が見える戦いだった。リバウンドやルーズボールは相手のほうが上回っていた」と振り返った。立ちあがりに苦しみ、わずか2点差で前半を終えたが、キャプテンの緒方梨乃(3年)は「全く負ける気はしていなかった」と冷静だった。

 

 緒方をファーストアクションとして、吉岡彩のシュート力やリバウンド、北結月の機動力、是永愛里や竹谷優希の3点シュートなど3年生が多彩な攻撃を展開した。「緒方だけに頼っていては全国では勝てない」という意識を持って、それぞれが役割を果たした結果に、井場田監督は「タフなスケジュールできつかったと思うが、全員が練習の成果をしっかり出してくれた」と選手たちをたたえた。オールコートで徹底したマンツーマンを続けたにもかかわらず、足が止まることなく相手を苦しめ続けたことも、優勝につながった要因といえる。

 

チーム力が高まった大分

 

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