冬の主役たち 弓道女子 古城遥(日田2年)が全国大会でも全的中狙う 【大分県】

2024/12/08
  • 冬の全国大会

 九州高校弓道新人大会の女子個人で古城遥(日田2年)が、すごい記録を打ち立てた。予選の2立ち、計8射を皆中(全て的に当てること)し、決勝では一人一射ずつ行い、最後まで的中し続けた人が勝ちとなる「射詰め」で5本通し、「完全優勝」した。浜田昌子監督は「これまで色々な大会を見てきたが初めて。古城さんはブレずにマイペースに自分の射形を信じ、集中していた、本当にすごい」と褒めたたえた。

 

 本人は好結果に対し偉ぶる様子もなく、「あの試合は調子がそれほど良くなかった。一射ごとにどうすれば理想の射形になるか考えていたら無の状態になり、それが良かったんだと思う」と振り返る。左利きの古城は、利き手が押し手となるためブレにくく、これまで水泳、バスケットボールで鍛えた体幹が土台となり、射形が安定している。「真っ直ぐ射抜くこと」を常にイメージし、射場に立てば「楽しむことを考える」とマイペースで物怖じしない性格も弓道に向いている。

 

射形に安定感がある古城遥

 

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