ウインターカップ県予選特集 バスケットボール女子(2) 高さで圧倒し、一気に頂点を目指す大分商業 【大分県】

2022/10/10
  • 冬の全国大会

 県高校総体では、20年度の県高校新人大会以来のベスト4入りを果たした大分商業。「精神的な強さと最後まで粘る力が勝利につながることを実感した大会だった」と振り返る秋国二郎監督。全国高校選手権大会(ウインターカップ)県予選では、シード権を獲得した。今大会では「流れが悪い時間に、自分たちでいかに立て直せるか」(秋国監督)が、上位進出へのカギになりそうだ。

 

 チームの強みの一つが「高さ」だ。先発メンバーの5人中3人が170cm台と上位校の中で最も平均身長が高い。キャプテンでセンターの田島瑠花(3年)や、パワーフォワードの副田美咲(2年)がゴール下を固め、インサイド・アウトサイドともに得点を狙える正成沙絵(3年)と、長身3人の高さを生かした試合を展開する。

 さらに先発メンバーは全員が昨年と今年の国体選抜メンバーに選ばれている。秋国監督は「レベルの高い選手たちから指導を受けて、プレーにも少しずつ余裕が出てきている」と、さらに成長した選手たちの活躍に期待を寄せている。

 

 県高校総体ではまだ完璧とは言えなかった守備を強化している。高い個人技を持つ選手を相手にマンツーマンで流れを変えることが難しい場面も多いため、チーム全員でいかにカバーリングできるかが重要となる。「簡単に勝てる試合は一戦もない。残り5分を切ってから勝負にできるようなゲームに持ち込んで、強化してきた粘りを発揮してくれれば勝機はある」と秋国監督。最後の1秒までコートを駆け抜ける「気持ちの強さ」をぶつけて、最高の結果を目指す。

 

第4シードとなった大分商業

 

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