バサジィ 開幕シミュレーション  “強気な守備”で流れを引き寄せろ

2020/09/03
  • バサジィ大分

 今週から、いよいよFリーグが開幕する。昨季2位だったバサジィ大分は6日に同3位のフウガドールすみだと対戦。今季は12チームがホーム&アウェーの2回戦総当たりで対戦する。“22分の1”とはいえ、やはり開幕戦の持つ重みは他の試合と異なる。今回は指揮官や中心選手の言葉を交えながら、チームの現状、注目ポイントをあぶり出していく。

 

 シーズン開幕前のトレーニングマッチを見る限り、本調子にはまだ遠い印象だ。伊藤雅範監督は「昨季と主力が入れ替わったし、コロナの影響で制限があったなかでの調整だった。50%ぐらいの仕上がりだが、試合をやってみないと分からないというのが正直な感想」と話す。例年同様に伊藤監督のチームづくりは守備の強化から始まった。7月末から2週間、“恒例”の走りこみ期間を設け、フィジカルを上げるとともに、極限まで追い込むことでチームの一体感をつくった。キャプテンの森洸は、今季の見どころのひとつに走り勝つことを挙げている。「最後の局面で体を投げ出したり、球際の強さを身につけた」と手応えを感じている。攻守の切り替えの早さや高い位置からの“攻撃的な守備”が徹底されており、開幕戦でもまずはこの形からリズムをつかみたいところだ。

 

「今季は走り勝つ」と語った森洸

 

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