大分トリニータ 宮崎キャンプで見えた新スタイル 片野坂流は「攻守連動」と「アグレッシブ」 【大分県】

2024/02/02
  • 大分トリニータ

 7日間の宮崎キャンプを終了した大分トリニータ。片野坂知宏監督が一貫して選手に求めてきたのが「チャレンジ」だった。1月8日に始動して以降、「応援してくれる人が熱狂するフットボールをしたい。攻守に切れ目のない『シームレスなフットボール』を目指す」と繰り返し、その理念に基づいてチームづくりを進めてきた。

 

 今季は、攻撃でも守備でも、能動的な姿勢が求められている。「シームレス」という発想は、その第一歩といえる。高い位置でボールを奪い、そのまま攻撃に移る術を模索してきた。ボール保持者に対して必ずプレッシャーをかけることで、チャンスの数を増やそうという狙いだ。絶えず前線からプレッシャーをかけるのが基本で、相手にボールを持たせる時間を極力与えない。攻撃から守備の切り替えが遅れてはいけない。狙いとする守備の意識は高まっている。キャプテンの渡辺新太は「守備のときは、昨年よりボールに厳しく行く。だから最初の守備がより重要になるし、2人目、3人目と連動しなければいけないが、現時点ではまだまだ。全員が同じ距離を走らなければいけないので、1人でも動かないと成立しない」と話す。課題を消化中だが、徐々に連係できるようになってきたと感じている。

 

シームレスなフットボールを目指し、課題を消化中だという渡辺新太

 

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