主将奮闘記vol.7 大分工業高校バレーボール部 芦谷透(2年) 「“大工”という名に恥じないプレーをしたい」

2021/03/03
  • 主将奮闘記

 高校バレーボールの最高峰である全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の出場を目前にしながら、あと一歩及ぼなかった昨年の県予選。「わずかな差だった。それをベンチから見なければいけないことが悔しかった」。コートに立てず、チームの勝利に貢献できなかった。だからこそ自分が最終学年になったときは、チームを引っ張り、必ず春の高校バレーに出場すると誓った。翌日からいつものように朝練。すぐに気持ちを切り替えることはできなかったが、今は「メンタルの弱さが敗因だった」と受け止めている。練習や紅白戦からプレッシャーのかかった状況を想定して、勝負を決めるスパイクやブロックを磨く。1月の県高校新人大会で優勝したが慢心はなく、春の高校バレーの舞台に立つまで努力を惜しまない姿があった。

 

Q:キャプテンになった経緯は?

 春の高校バレー県予選が終わって、ミーティングのときに顧問の先生から指名されました。以前からキャプテンの話はあったので、悩むことなく引き受けました。前キャプテンからは「しんどいことがあったときは一人で悩むな。俺でもいいから相談しろ」と言われました。今でも一緒にご飯や、同じ趣味の釣りに行ったりして話を聞いてもらっています。

 

Q:キャプテンになって変化したことは?

 自分はマイペースで気配りや目配りができないので、自覚がないと先生に怒られます。自分のプレーに集中すると全体が見えなくなるので、そこには気を付けています。自分には足りないことが多いので、アタックリーダーの甲斐(優作)と一緒に練習メニューを考えています。

 

Q:大分工業はバレーボールの古豪ですが、そのチームのキャプテンとしてプレッシャーがあるのでは?

 九州や全国に練習試合に行っても、“大工”という名前は知られている。OBの方々が歴史をつくってくれたからこそで、ぶざまな結果を残してはいけないという思いは強いです。プレッシャーはあるけど、それを含めてキャプテンとしてチームを引っ張っていきたいです。

インターハイ、春の高校バレー出場を目指す

 

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